新年の挨拶(効率課長)

トランスマガジンの読書の皆様、あけましておめでとうございます。

コロナ禍が始まって3年目の年になりましたが、皆様いかがお過ごしでしょうか?
年明けからのコロナ感染者数は再び増えている様子ですが、私はこの一連のコロナ騒ぎに関連した日本政府のデジタル技術対応のお粗末さに不安を感じています。


新型コロナウイルス接触確認アプリ(COCOA)、保健所が使う感染者フォローのためのアプリ、ワクチン接種者の紙ベースの情報をデジタル化するアプリなど、複数のシステムが国によって開発されましたが、これらすべてのシステムにおいて重大な欠陥や使いにくさが見つかり、十分に活用されなかったと報道されています。一部の人達はこの状況を日本の「デジタル敗戦」とまで呼んでいるそうです。


日本の電子(デジタル)機器やインターネットのハードシステムは世界でもトップレベルにあるそうですが、これらを利用して国民の生活や仕事を改善するアプリはお世辞にも優れているとは言えません。


翻って、日本の翻訳業界はどうでしょうか?


既に数年前からAIを含む機械翻訳の研究はかなり進み、今も日々改善されていますが、まだまだ改善の余地が大きく、満足できるレベルに達するにはあと数十年かかるだろうと一部の人は言っています。


また、翻訳会社の場合、社内で行っている業務は翻訳作業自体のほかに、営業活動、見積もり、プロジェクト進行管理、納品・請求処理、コスト管理・分析、外注費の集計・支払いなど、多くの仕事が発生しますが、これら多くの業務を効率的に進めるためのIT化はどこまで進んでいるでしょうか?


どの会社もパソコンを使った何らかの処理は行っているでしょうが、全体のシステムを上手く統合した賢い管理システムが進んでいる会社はほんの一握りでしょう。


上に述べた日本政府によるコロナ対応のための各種アプリも翻訳会社の旧態依然とした業務体制も、根本的な要点は同じところにあると私は思っています。


それは「細かい現場作業を知り尽くした上での全体システムの構築」です。


当社の場合、インターネットが世の中に広がり始めた2000年頃からこれに注目し、翻訳会社の種々の業務を効率的かつ賢くこなすシステムを考えて開発し、改善しながら現在も活用しています。このシステムの基本形は「受注業務管理システム・効率課長」として外部にも販売していますので、是非ともご覧ください。


受注業務管理WEBシステム「効率課長」
https://www.transwd.com/e_business/kouritsukacho.htm


本年もどうぞ宜しくお願いいたします。



翻訳会社トランスワード 社長のブログ

当社は広島を拠点にする、自動車を含む工業技術分野を得意にする翻訳会社です。 このブログでは1997年の創業から現在に至るまで、翻訳会社として良いサービス提供のために考えてきたこと、実行してきたことをまとめます。 また、海外出張などで経験し、興味深いと感じたことなどを随時お届けします。 株式会社トランスワード:https://www.transwd.com/

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