定年後は翻訳で稼ぐ

高齢化が進む日本で定年後、年金だけを頼りに生活するのは年々厳しくなってきています。かといって、この世代になると体力も落ちてくるので肉体労働のアルバイト的仕事をするのはきついものがあります。


しかしもし、あなたがプロとして翻訳する力があれば、フリーランス翻訳者として在宅作業で稼ぐことが可能です。


フリーの翻訳者として仕事をしたらどのくらい稼げますか?
これは私が自社のHPで「翻訳進路相談」をやっていた時、一番多い質問でした。


翻訳で得られる収入は受注の形態、単価、単位時間当たりの処理文字数などによって変わるので、平均的な金額を示すのは難しいです。


しかし、敢えて数字を示せと言われれば、2020年度の翻訳通訳白書(一般社団法人 日本翻訳連盟)に掲載されているデータを参考にし、以下の試算が可能です。


条件は以下の通りです。

1. 翻訳受注形態:翻訳会社から受注

2. 翻訳言語:日本語から英語

3. 翻訳料金単価の中央値:日本語一文字あたり6円

4. 1時間当たりの作業スピード中央値:日本語原稿400文字
つまり、一時間当たり:6円x400文字=2400円 になります。


新人の場合、ある翻訳会社のトライアルに合格し、登録翻訳者になっても常に切れ目なく仕事の発注があるとは限りません。最初は小さな仕事が時々来るくらいでしょう。

しかし、それらの小さな仕事を丁寧にきっちりこなしていけば発注翻訳会社の信頼を得て、仕事量が次第に増えるのが通常です。


ほとんどのフリーランス翻訳者は複数の翻訳会社と契約し、細切れでもいいからなるべく稼働時間を増やそうと努力しています。


近年はGoogle翻訳のようなAI翻訳サービスが普及し、「人間がやる翻訳の需要はあるの?」と質問を受けそうですが、当分の間は人間でなくては出来ない分野、ならびに高品質の翻訳需要は多く存在します。


あなたも一念発起し、フリーランス翻訳者としての力をつけ、稼げる翻訳者を目指してはいかがでしょうか?


当社はプロの翻訳者を目指す人向けに、自社で刊行した複数の翻訳参考書を販売していますので、参考にして頂ければ幸いです。


トランスワード参考書マーケット
https://www.transwd.com/honyaku-book/index.html



翻訳会社トランスワード 社長のブログ

当社は広島を拠点にする、自動車を含む工業技術分野を得意にする翻訳会社です。 このブログでは1997年の創業から現在に至るまで、翻訳会社として良いサービス提供のために考えてきたこと、実行してきたことをまとめます。 また、海外出張などで経験し、興味深いと感じたことなどを随時お届けします。 株式会社トランスワード:https://www.transwd.com/

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