私は2015年、フィリピンでの英語学校開設を検討するため、セブ島を中心にしたエリアの英語学校を訪問・調査したことがあります。
結果として自社で単独の英語学校設立には至りませんでしたが、B&D English Schoolという日本人経営の学校と知り合い、業務提携の形で現在に至るまで、交流を続けています。
この英語学校はセブ島の西隣に位置するネグロス島の南端に位置する、人口13万人のDumaguete(ドゥマゲテ)市にあります。
ドゥマゲテにはメジャーな大学が4つもあり、英語教師を目指す大学生が多く住み、物価が安く治安も安定した都市です。物価の安さと治安の良さが気に入り、多くの西洋人の引退後の生活の場としても人気があります。
町にはタクシーは一台もなく、市内の交通機関はトラックを改造したジプニーまたはオートバイに客席を付けたトライシクルのみです。町には信号機は一つもありません。
こののんびりとした田舎町に多くの日本人留学生は平均して1ヵ月~3ヶ月滞在し、密度の高い英語教育を受けています。
原則としてウィークデーは4時間の個人レッスンに加え、2時間のグループレッスン、プラス2時間程度の自習を行い、毎日英語漬けの生活をします。
原則として全寮制の学校で、週末を含めて3食付きですので、贅沢を言わなければ学校外に出る必要はありませんが、気分転換やよりおいしい食事や酒を求めて夜間外出する学生もいます。年配の生徒さんの中には寮生活は窮屈だという理由で、市内のホテルに滞在し、通学する人もいます。
フィリピン英語留学の最大のメリットはトータルのコストが低いことと、マンツーマンの個人レッスンが多いことです。個人レッスンの場合、授業を拒否しない限り必ず英語が上達します。どんなに内気な学生でも先生に対し無言でいることは不可能ですので、自然に英語が身に付きます。
週末(土日)には授業はありません。外出・外泊も自由です。
多くの学生は市内の観光・食べ歩き・ショッピングなどを楽しみます。刺激を求めてセブ市やマニラ市に旅行する人もいます。
加えて週末はマリンスポーツに熱中する人が大多数です。
ドゥマゲテ周辺にはきれいな海、サンゴ礁、ウミガメやジンベイザメの生息地などがあり、マリンスポーツ愛好家でなくても十分に楽しめます。
多くの人が手軽に楽しめるのはシュノーケリングですが、本格的にスキューバダイビングをする人もいます。
このように安く効率的に英語が学べ、週末の楽しみも多いフィリピンへの英語留学ですので、近年学校数も留学生の数が増えてきています。
しかし今年の3月から新型コロナウイルスの影響で残念ながら一時的に日本からの英語留学生の受け入れを休止しています。この状況が何時改善されるか今のところ不明ですが、受け入れ再開の際には南の海を堪能しながら安く効率的に英語を学ぶフィリピン英語留学を検討してみてはいかがでしょうか?
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