モリンガ茶でフィリピンの若者を支援しよう

フィリピンセブ島の西隣に位置するネグロス島(Negros island)の南端にあるドゥマゲッティ(Dumaguete city)に当社が業務提携している日本人向けの英語学校B&D English Schoolがあります。


今日はこのDumagueteから更に南にフェリーで1時間程度かかる、シキホール島(Siquijor island)の話です。


このシキホール島は一周約80km, 人口8万人程度で、「黒魔術師の住む島」として欧米からの観光客に人気があります。このシキホール島に唯一の日本人オーナーが経営するホテル「ヴィラ・マーマリン(Villa Marmarine)」があり、私も過去数回お世話になったことがあります。


このホテルのオーナーである原田氏は海外派遣の経験を持つ元小学校教師で、定年退官後にこの島に移住して当ホテルを開設し、現在も経営を続けています。このホテルの立地や設備・サービスはレベルが高く、トリップアドバイザーやロンリープラネットからも高く評価されています。


ヴィラ・マーマリンの原田氏の活動のユニークなところは元教育者だけあり、地元の学校と密接に交流し、ホテルの売り上げの一部を学校の水道設備やトイレの新設などを通じて寄付している点にあります。また、高校生レベルの若者のうち「優秀で真面目だか家が貧しいために学校に通えない」人たちを学校長から推薦してもらい、その子供たちを住込みスタッフとして雇用し、衣食住および学校に行く費用の面倒をみています。


当ホテルは基本的には家族経営ですが、主だったホテルサービスは彼ら学生が行っています。学生なのでプロのような洗練されたサービスはできませんが、明るく真摯で親切な彼らのサービスに接していると微笑ましく感じるものがあります。


例えばゲストがレストランでココナツジュースを注文すると、すかさずある学生がレストラン横のココナツの木に登り一つ取ってきます。そして他の学生が飲み口を切り、テーブルまで運んで来るといった一連のパフォーマンスを見せてくれます。


しかしこのヴィラ・マーマリンも他の多くのホテルと同様に新型コロナ禍の影響を受け、既に二年近くホテル業としての収入が途絶え、苦しい経営をしているようです。しかし原田氏は「将来のある若者の支援を打ち切るわけにはいかない」という理由で住込み学生スタッフの雇用は続けているそうです。


原田氏はホテル業としての収入が中断している間、代わりにこの島の特産品である「モリンガ茶」の販売を行い、この苦境を乗り越えようとしています。「モリンガ茶は人の免疫機能を高める効果がある」と説明しています。


ご興味のある方は是非VILLA MARMARINEの原田氏に連絡を取ってみてください。

日本人オーナーが運営するフィリピンのシキホール島コテージ
VILLA MARMARINE


原田氏のメールアドレス:dagman38@yahoo.co.jp



翻訳会社トランスワード 社長のブログ

当社は広島を拠点にする、自動車を含む工業技術分野を得意にする翻訳会社です。 このブログでは1997年の創業から現在に至るまで、翻訳会社として良いサービス提供のために考えてきたこと、実行してきたことをまとめます。 また、海外出張などで経験し、興味深いと感じたことなどを随時お届けします。 株式会社トランスワード:https://www.transwd.com/

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